変わらぬ窓からの景色に来客
生きているうちに見ることができる景色は、わずかなんだなぁと外国の素敵な写真を見ながら思う。
それと同時に、窓からの変わらぬ景色に心が癒される。
いま、朝御飯をたべながら、窓の外をのんびり眺めている。
庭の木に変わった鳴き声の鳥がきている。
今年は実がひとつしかならなかったカリンの木だ。
ひとつしかならなかったからなのか、その一つがわたしの顔より大きかった。
写真を撮り忘れたけど、半分をハチミツカリンに。半分をジャムにした。
ジャムはべっこう飴みたいになってしまった。失敗。
でも、紅茶に入れたり、お湯で溶かして飲んでいる。
窓からの洗濯物がはためいているのを見るのも好きだ。
春からずっと実をつけ続けてくれたピーマンとなすのプランター。もう収穫期は終わってしまったけど、いとおしく、かといって家のなかに入れる余裕はなく、困ったな。
家にいることが増えたけど、この小さな世界には私の好きなものが詰まっている。
選んできたものたちに囲まれている。
私がいなくなったら、消えてしまう世界。でも、そのシンプルさが好きだ。
いつまにか、もうこんなにも歳を取っていた。それも悪くない。
いろんな道を通ってきた、いま、ここがベストなんだと思う。
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