新しい世界を生きるために

お世話になっているある会社でコロナの感染者がでた。
その会社の経営者のよれば、厚労相のガイダンスでは発症2日前までが感染リスクがあるという。

私は5日前にその人のいる社内にいた。会議は15人くらいで広い空間、換気しながら行われた。私は窓側に少し距離を取ってすわっていた。

会議後も個人的な接触はなく、だいたい3メートルくらいの距離に座っていたが、トイレは同じトイレを使用していた。

ガイダンス上問題ないといわれたが、私は念のため2週間家から出ていない。

だって、ガイダンス上の規定などウイルスには関係ないから。 
その人ひとりだけを気を付ければいいとは限らないから。
そして、もしかするとわたしが無症状なだけで、すでに感染してるかもしれないから。
そして、絶対出掛けなきゃいけないというわけではなく、家で仕事して、接触せずとも暮らせる状況があるから。

それでも、家には恋人がいる。
隔離できるほどの広さはない。
制作会社から連絡が来たときはすでに何日も経過していた。


今回思ったことは、とにかく接触機会があったら、可能性がうまれること。

可能性があったら、回りに迷惑かけること。

感染が見つかった子の心が心配なこと。

それから、軽症でも突然亡くなった方が出てきたので、人に移す心配だけではなく、無症状や軽症でもいきなり死ぬ可能性があること。

家庭内での予防の難しさ。

接触機会を減らせる環境かどうかの問題。

ガイダンスがあるからこそ、そこに安心して広めてしまう可能性もあること、など様々な問題…。


感染拡大リスクは、経営者の判断によるところも大きい。
経営者はもちろん、会社の維持も考えなければいけない。

別のお世話になっている制作会社は、完全リモートワークになっていて、打合せもすべてオンラインだ。

ほかにも、制作会社によって対応はさまざまだ。

私は個人的な判断で、濃厚接触でもないし、会ったのは感染前だといわれたけど、念のために自粛した。

でも、また違うケースにあったら、どうするか、悩むだろう。

今回はまたまた家で仕事していられたけど、どうしても動かなければならない用事ができたらどうするのか?
恋人が発熱したらどうするのか? 
どんな状況なら検査なのか?

毎回判断が難しいだろう。

そして、状況や考え方は千差万別だ。
一人が気を付けたからといって、減らないのが感染症だ。

なかには、あえて予防なんか不要と考えてマスクをしないひともいる。

正解はわからない。

ただ、世界をみわたせば、亡くなっている方がたくさんいるのも事実だ。

経済が理由で困窮されているかたも多い。

自分が何を選択するか。
とくに症状がないとき、ガイダンス以外のときの悩みはつきない。

本当に厄介な事態だと、身近に感じた。


親にはずっと会えずにいる。けど昨年、母がスマホにかえたおかげで、テレビ電話ができる。
たまにだが、顔を見れると安心する。

家ではオンラインでダンスを始めた。

この時代を生きていくための、新たな指針を自分のなかに作っていきたい。

すぐに過ぎ去るものではないんだろう。

それなら、そこで生きていくための思考を持つしかないのだ。


2020年を振り返りたかったけど、そんなことをとりとめもなく考えてしまった12月の朝でした。

どうかみなさんも気を付けて。
あなたがつらい思いをしないように。
あなたの大切な人がくるしまないように。

and blue company

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