ドラマ「朝顔」に衝撃を受けました。(※少し震災の話に触れています)
上野樹里さん主演のドラマ「朝顔」を観ました。
はじめは役者のみなさん、演技が上手いな、上野樹里さんかわいいな、とのんきに見ていました。
お話は監察医が母娘の物語にかかわるお話。
ドラマとしてはよくあるストーリーだけど、日常生活とか時任さんとの父娘のやり取りが自然でいいなと思いました。
ただ、最後、父娘の抱える闇が明らかになるシーンで、突然、フィクションではなく、ノンフィクションになってしまたかのような衝撃を受けました。
東北大震災のシーン。
なるべく控えめに表現されたと思うけど、自分でも驚くほどの生理的反応が。
一気にあの頃の、たくさんの人々の思いが蘇って溢れて、呼吸がつまり涙が止まらなくなり体が震えて、相方に心配されました。
私は都内で震災を経験しただけなのに、まさか、こんなになるとは。
東北の方や関係者の方は大丈夫だろうか?
このドラマがそういうことを描くという情報は出ていたのかな。私はまったく知らなかったので驚きました。
震災のことを忘れてはいけないと思うし、しっかりと描くことができるなら、誰かの力になるのかもしれない。
だけど、まだこんなにも体が反応するとは…。何年経っても変わらないのかもしれませんが。
そして、脚本家の名前を見ると、脚本協力で少しだけご一緒させていただいた方でした。
二度目の衝撃。
こういう作品も書かれるんだ、と。
月9でメインで書かれていてすごいな、と。
このドラマを作ろうとプロデューサーの方や役者、スタッフのみなさんはきっと、相当の覚悟をもって臨まれているのだろう。
この作品がどう進んでいくのか、どこへ到達するのか…。人々に何をもたらすのか。
でも、とにかくフィクションがフィクションでなくなる凄い力に圧倒されてしまいました。
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